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7月16日(月)
vol.09 短編映画(3) Q&A 
『仇討ち』 『雨ふらば 風ふかば』 『円罪』 

(左から)『仇討ち』谷口未央監督、出演の田原拓さん、竹下かおりさん、『雨ふらば 風ふかば』沼田友監督、『円罪』中泉裕矢監督、脚本・主演のクマテケイさん


 短編コンペティション部門『短編(3)』には、『仇討ち』、『雨ふらば 風ふかば』、『円罪』と、テーマもスタイルも全く違うパワフルな3作品が揃った。


 『仇討ち』は、年上の女性にほのかな思いを寄せる中学生の少年が、彼女のために仇討ちに挑もうとする、瑞々しくもほろ苦いドラマ。


 「電車の中で竹刀を構えている14歳くらいの男の子の画っていいなと思ったのがこの映画の発端です。その画を活かすために、剣道を仇討に使うという形にしました。手持ちカメラを使ったのが効果的だったと思います」と谷口未央監督。


 仇討に行く少年を演じた田原拓さんは、これまでにもテレビや映画に出演している若手俳優。「これまでの監督と違って、谷口監督はこうしたらいいんじゃないかという僕の意見も聞いてくれて、一緒に作ってる感じがして楽しかったです」と話した。


 『雨ふらば 風ふかば』は、死んでしまった少女のお墓に毎日通い語りかける少年と、それを聞いている「お墓の主」の少女の不思議な交流を描く幻想的なアニメーション。沼田友監督は、これまでもショート・アニメーションを数多く制作している。


 「30分の作品を作るのは初めてで、脚本にはいろんな方の意見を取り入れたりして結局7カ月くらいかかりました。(アニメーションの質を指摘され)制作期間に制限があったので、その中でアニメとしての創造性を捨ててお話を語ろうとした、というふうに見てもらえたらといいなと思います」。


 『円罪』は、高校時代に酷いいじめを受けていた青年が、同窓会でいじめの張本人に同窓会で再会し、ある行動に出る姿を描く骨太の心理ドラマ。


 「『円罪』というタイトルには、いじめがいじめっ子に返り、それがまた他の人に連鎖していく、罪はぐるぐる回る、という意味を込めています。初監督作品ですが、役者出身なので、とにかく役者さんたちの演技をいかに見せるかを常に考えて撮りました」と中泉裕也監督が語る通り、衝撃のラストまでの演技合戦が見ものだ。


 『短編(3)』は、20日(金)10:30から映像ホールでも上映される。

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