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傑作短編映画3作品をMOVIX川口にて特別上映が決定

高齢化社会 日本の現実(いま)を三人の若手監督が劇写する!

 

世界に先駆けてデジタルで撮影・制作された映画のみにフォーカスし、才能ある映像クリエイターの発掘・支援を目的に2004年にスタートした「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。2011年開催の短編部門ノミネート作品の中から、国内外の映画祭で高い評価・賞賛を受けている傑作短編作品を、今回、熱いご要望にお応えして、MOVIX川口での特別上映が決定いたしました。新進気鋭の若手監督が織りなす、“介護”という社会性テーマを、さまざまな角度から捉えた趣向の異なる3作品を一挙上映いたします。

 

 

『記憶のひとしずく』 A Drop of Memories

母の記憶から“私”が消えた時…。

『記憶のひとしずく』 A Drop of Memories

 

認知症の母は娘・理恵子のことをヘルパーだと思い込んでいる。理恵子はやり場のない気持ちを抱えながら、嫁いだ姉の発案で母が大好きだった映画館へ父とともに行くことにした。


出演:占部房子、髙橋かすみ、三田村周三、川崎桜

 

©ショートストーリーなごや実行委員会

<2011年/日本/23分>

 

※SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で、短編部門グランプリ・最優秀作品賞を受賞。高い支持率で観客賞も同時受賞。第14回小津安二郎記念蓼科高原映画祭、山形国際ムービーフェスティバルで準グランプリを受賞。

 

 

 

監督: 畑中大輔 (はたなか・だいすけ)

 

プロフィール:
大学在学中から8mmフィルムにて映画制作を始め、現在はフリーで映画•映像制作を行う。2009年には初の長編となる『しゃったぁず・4』を監督。新潟県十日町市で開催された「大地の芸術祭アートトリエンナーレ」で発表。
2010年、第3回ショートストーリーなごや(名古屋市主宰)の監督に選出され『記憶のひとしずく』を監督する。

 

■監督からの一言メッセージ:
「映画を見て、家族の事を思い出してくれたら嬉しいです。」

 

 

『ケンとカズ』 Ken and Kazu

ヤクの売人やってたって、親の介護からは逃れられないんだよ。

『ケンとカズ』 Ken and Kazuドラッグの運び屋をしているケンとカズ。二人はその中からわずかな量を奪っていたのだが、組織にバレてしまう。介護が必要な母親のため、ヤクザ稼業から足を洗おうとしていたカズに疑いがかかり、ケンはボスの木下と共に、カズをリンチすることになってしまう。クローズアップを中心とした語り口は、出演者たちの演技力を存分に引き出し、緊迫感あふれたシーンを作り出している。全てを明快にしない含みのあるラストも刺激的。

 

出演: 野村竜也、毎熊克也、神社勝之、林知亜季、曽我祐介、廣瀬貴士、柾賢志

 

<2011年/日本/23分>

 

※SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で、短編部門・奨励賞受賞。ロッテルダム国際映画祭2012・スペックトラム・ショート部門にて上映。リスボン国際インディペンデント映画祭にて招待上映。

 

 

監督: 小路紘史 (しょうじ・ひろし)

 

プロフィール:
1986年広島で生まれる。2005年から東京フィルムセンター映画・俳優専門学校で映画制作を学ぶ。本作『ケンとカズ』はロッテルダム国際映画祭2012スペクトラム部門、リスボン国際インディペンデント映画祭2012招待作品に選ばれるなど、合計4カ国で上映されている。

 

■監督からの一言メッセージ:
『ケンとカズ』がまた川口市に帰ってこれたことを嬉しく思います!

 

 

『此の岸のこと』 On This Side

妻の介護する私も…老いました。

『此の岸のこと』 On This Side全編セリフ無しという実験的な作品。思い出の湖畔を見つめる、ある老夫婦。夫は寝たきりの妻の介護をしてきた。買い物をし、料理をし、寝床の妻に食事を与える。体をふき、オムツの交換もし、車イスを押して病院の往復もこなす。だが夫も病にかかり、貯金も底をつき、介護に限界が来てしまう。二人は湖に身を投げることを決意する。言葉に頼らない映像の力を実感できる力作。幻想的で美しいエンディングを一度見たら忘れ難い。

 

出演: 遠山陽一、百元夏繪

©Liner Notes

<2011年/日本/23分>

 

※SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011で上映後、モナコ国際映画祭2011・短編部門にて、最優秀作品賞、最優秀芸術映画賞、最優秀博愛映画賞、最優秀撮影監督賞、最優秀共演者賞の五冠を受賞。

 

 

監督: 外山文治 (そとやま・ぶんじ)

 

プロフィール:
1980年、福岡県出身。日本映画学校・演出ゼミ卒。伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2005において大賞、スタッフ賞をW受賞。そのシナリオを自ら映像化した『星屑夜曲』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007・短編部門において奨励賞を受賞し、あおもり映画祭2008年度推薦作品にも選出された。以後、フリーランスで映像制作に従事。製作・脚本・監督を務めた映画『此の岸のこと』がモナコ国際映画祭2011の短編部門において最優秀作品賞をはじめ五冠受賞。日本、海外での上映が続いている。

 

■監督からの一言メッセージ:
「この映画に台詞はありません。あなたが考えてください。あなたの物語です。」

 

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2011 傑作短編映画上映 @MOVIX川口

▶上映日時: 2012年6 月17日(日) 12:40開場/13:00上映開始

▶上映劇場: MOVIX川口 (埼玉県川口市並木元町1-79 アリオ川口3F)

▶鑑賞料金: 500円 ※発売日時:6月13日(水)正午より、MOVIX川口劇場窓口にて販売開始

 

【注意事項】

・インターネット上での販売はございません。
・現金のみでの販売となり、クレジットカードはご利用いただけません。
・割引券等はご利用いただけません。

 

詳細はMOVIX川口「劇場からのお知らせ」へ

 

映画館・シネコンのMOVIX

 

■お問い合せは

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭事務局  

 電話:048-263-0818

映画祭2012ガイドPDFダウンロード

 

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