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コントラ/Kontora

<2019年 / 日本 / 144分>

秘められた祖父の遺品、そこから浮かび上がる歴史の記憶…
誰もが、このモノクロ映像体験に驚愕する!

第二次世界大戦時に記された祖父の日記を辿って、ソラは不可思議な宝の探索を始める。その頃、無言で後ろ向きに歩くホームレスの男が彼女の住む街に現れる。ある晩、酒に酔ったソラの父が運転する車がその男を撥ねてしまう。男をひと晩家に泊めてあげるソラだったが、翌朝、父が男を追い返したことを知ると家を飛び出す。

コントラ/Kontora

©2020 KOWATANDA FILMS. ALL RIGHTS RESERVED.

監督:アンシュル・チョウハン
出演:円井わん、間瀬英正、山田太一、セイラ、清水拓蔵
配給:MAP+Cinemago

 

< 解説 >

後ろ向きに歩く男は何者なのか? もしかしたら彼は、ソラと父との離れてしまった関係を結ぶ触媒のようなものかもしれない。そんな不思議な温かさを与えてくれる本作を監督したのは、アニメーターとしても活躍するインド出身のアンシュル・チョウハン。長編デビュー作『東京不穏詩』(18)は、イギリスのレインダンス映画祭、大阪アジアン映画祭ほか国内外数多くの映画祭で上映され、ブリュッセル・インディペンデント映画祭ではグランプリを受賞。2作目となる本作も、ワールド・プレミアとなった第23回タリン・ブラックナイツ映画祭でグランプリと最優秀音楽賞を受賞する快挙を遂げている。ソラを演じた円井わんは、昨年の東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品された『タイトル、拒絶』(19)などに出演する期待の女優。後ろ向きに歩く男を演じた間瀬英正は、この体当たりの演技により今年の第15回大阪アジアン映画祭で最優秀男優賞を受賞している。

★10/3(土)16:00~ アンシュル・チョウハン監督オンラインQ&A開催予定!

コントラ/Kontora
コントラ/Kontora

監督:アンシュル・チョウハン

監督:アンシュル・チョウハン

1986年北インド生まれ。大学で文学士を取得した後、2006年からアニメーターとして働き始める。2011年に東京へと拠点を移し、ポリゴン・ピクチュアズではアニー賞を獲得した「トロン:ライジング」(12)に携わる。その後オー・エル・エムやスクウェア・エニックスなどで働く。これまでに携わった作品には「ファイナルファンタジーXV」、『GANTZ:O』(16)など。2016年からはKowatanda Filmsとして活動を始め、完成させた長編映画2作は世界各国の映画祭にて様々な受賞を遂げている。

メッセージ

この映画は、父が軍隊に属し、私も陸軍士官学校にいたこともあり、とてもパーソナルな物語です。しかし、この映画では軍隊にそれほど焦点を置かず、主人公二人が自分を見つけるために精神的・身体的に後ろ向きに歩くさまにより光を当てています。私は非物質的で精神的な側面を露骨に表現してはいませんが、この映画からそれを感じることはできるはずです。なぜなら、これらは私たちの理解を超越する存在であり、だからこそ様々な形でそれをフィクションとして表現したり、もしくは観客の解釈に委ねることができるのです。


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