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ムイト・プラゼール/Muito Prazer ◊ ワールド・プレミア◊

<2020年 / 日本 / 31分>

あなたのことを知りたいのに、伝わらない。
言葉の壁ではない見えないバリアを僕らは超えていく。

高校教師・金本は顧問である国際交流部の部員を連れて、茨城にある日系ブラジル人学校に訪問することを決める。一方、ブラジル人学校では日本の高校に転入したはずのアマンダがイジメに遭い、戻ってきてしまう。度重なる日本人からの差別やイジメに耐えかねたブラジル人生徒たちは怒りを持って金本たちを迎えることになる。

ムイト・プラゼール/Muito Prazer

監督:朴正一
出演:鄭順栄、デボラ・バルボーザ・エグチ、藤井美音、ホドリゴ・サトウ、山崎悠稀、河邊一敏

 

< 解説 >

遠足感覚で日系ブラジル人学校を訪問する高校生たち。彼らが目にした現実は、国際交流とはほど遠いものだった。在留外国人と日本人の間にある問題に真っ向から挑んだ本作でメガホンを取るのは、朴正一。朴は、多彩な才能を持ちながらも、ブラジル人コミュニティの中で生きている彼らのことを知り、本作の制作を決断した。劇中で出てくるブラジル人生徒たちは、全員が実際の卒業生と在校生で演技経験はない。それは、教師役のホドリゴも同じ。そんな彼らが本名で出演することを受け入れたのは、朴が日系ブラジル人を取り巻く背景を丁寧に描いたからであろう。物語の転換となるシーンで熱い演技を見せる顧問の金本役を演じるのは、普段は舞台を活動の場としている鄭順栄。彼女の演技で、ブラジル人生徒だけでなく私たち観客の心も穏やかにしていく。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。

ムイト・プラゼール/Muito Prazer
ムイト・プラゼール/Muito Prazer

監督:朴正一

監督:朴正一

カルフォルニア州De Anza大学中退後、独学で映像技術を修める。2007年制作の自主映画『男!ドあほう Rock’n Rollers』が第9回インディーズムービー・フェスティバルで準グランプリ。2018年制作の『Get On』がカルフォルニアの3-Minute Film Festivalに入選。

メッセージ

日本では関心が薄いと思っていた移民問題を扱った私たちの作品が、この度ノミネートされたことに大変驚いております。日本の未来を背負って立つ彼ら、彼女らが置かれた立場や境遇を、作品を観て知っていただけると作り手としてこの上ない喜びです。


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