SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015

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【デイリーニュース】 vol.20 コバトンTHEムービー 新作上映&トークイベント

正義の味方から孤独な心を癒す”イマジナリー・フレンド(空想上の友)”まで演じる名優コバトンの映画

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左から『映画コバトン 若者と古墳の大将軍(タイクーン)』のプロデューサー加藤優さん、飯塚貴士監督、プロデューサーの戸山剛さん

 

 「コバトンTHEムービー」は埼玉の自然・伝統工芸・歴史など多彩な魅力を紹介するプロジェクト。2009年から映画祭に合わせて2本ずつ、これまでに12本が製作されてきた。

 

 今年は、23日(木)17:30から、SKIPシティ内のインキュベートオフィスを拠点に活動する映像製作会社が気鋭の若手監督を迎えて制作した『映画コバトン 若者と古墳の大将軍(タイクーン)』と『張り子の寅子』の2本の新作が上映され、上映後は『映画コバトン 若者と古墳の大将軍(タイクーン)』の飯塚貴士監督、プロデューサーの戸山剛さんと加藤優さん、『張り子の寅子』の村上裕介監督と出演者の日置かやさん、田久保宗稔さん、油井昌由樹さんが登壇し、舞台挨拶が行われた。

 

 まずは、マウンテンゲートプロダクション株式会社制作の『映画コバトン 若者と古墳の大将軍(タイクーン)』。

 

 昔ながらの特撮技法にこだわる作風が特徴の飯塚貴史監督が、キッチュな人形を使い、悪のゆるキャラから埼玉を守るコバトンとさいたまっちの戦いの中で成長していく若者タケシの姿を描いている。

 

 「子どもが人形を使って戦いごっことかして遊びますよね。自分も同じでしたが、そのまんま大人になってもやっている、という感じでしょうか(笑)」と飯塚監督が言うと、戸山プロデューサーは「こういう作風の監督って、世界にも飯塚さんしかいないんですよ。実は世界的に注目されている監督なんです」とフォロー。

 

 コバトンを出演させることがこのシリーズの条件なのだが、着ぐるみのコバトンを人形として出演させるには、人形を一から作るしかない。


 「コバトンとさいたまっちの人形は専門の会社に頼みました。他の人形は自分で作りました。ただし、古墳からよみがえる埴輪軍団の人形はワークショップの参加者が作りました。素材は焼くと固まる特殊な粘土です」と飯塚監督。来場していた観客のなかにもワークショップ参加者がちらほら。自分の作った人形が映画になったことを楽しんでいた。とは言え、埼玉県公認マスコットであるコバトンには実に細かい規定がある。 「細かかったですね。もうちょっと丸みを持たせてとか、もう少し目を寄せてとか(笑)」と明かすのは加藤優プロデューサー。大変な思いをしてでき上がったコバトンは「かなり、自信作(笑)」だそうだ。

 

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左から『張り子の寅子』の村上裕介監督と出演者の日置かやさん、田久保宗稔さん、油井昌由樹さん

 

 2本目は、株式会社ヴィスタ制作、村上裕介監督の『張り子の寅子』。自分にしか見えない“鳥さん”を唯一の友とする内気な主人公寅子の物語。実在する春日部の張り子人形店を舞台に展開される。

 

 「舞台になったのは招き猫本舗 玩古庵というお店です。映画の通り、とてもかわいい張り子人形がズラァァッっと並んでいて、いい感じなんです。お店のオーナーには張り子人形作りの指導もしていただきました。この映画、実はひと通り張り子人形作りの工程が見られるように作っています」と村上裕介監督。寅子がこの店に勤めるきっかけになる張り子のコバトン人形も実在するのだそうだ。

 

 日置かやさんは店のオーナーの孫娘・明子役。寅子を演じた唐田えりかさんは現役高校生でこの日は欠席だったが、二人ともオーディションで選ばれた。

 

 「もちろん寅子役のつもりで受けていましたが、最初から監督は『明子だよね~』って。えりかちゃんが来て、『あぁ、私は明子だなぁ』って納得したんですけど(笑)」と日置さん。村上監督は「最初はね、寅子の性格はもっとイジワルだったんです。でも唐田えりかちゃんが来て、彼女に合わせてキャラクターを変えました。言葉が少なくて、抑揚のないしゃべり方をして、あまり感情を表さない子に。そのまんまの子だよね」と日置さんにふると「普段はもう少ししゃべりますよ。撮影の待ち時間とか女子トークしていましたもん(笑)」。

 

 別れた妻の元にいる息子のために張り子の虎を注文する酒屋のユウヤを演じた田久保宗稔さんは、大変だったことはと聞かれ、「カツラですね~。暑いんですよ、ホントに(笑)」。かつてロッカーだったが諦めて実家の酒屋を継いだという設定のユウヤが、ロッカーの誇りとして愛用しているソバージュ長髪のカツラは強烈なインパクトがあり、食事でカツラを外していると、スタッフが田久保さんだと分かってくれなかったとか。

 

 最後に遅れて登場したのが張り子屋のオーナーで張り子人形作りの師匠でもある明子の祖父を演じた油井昌由樹さん。「すみません。文字通り駆けつけたので、映画が見られませんでした」と残念そう。油井さんは、多方面でマルチな才能を発揮しているベテラン俳優。守護聖人のような存在感をかもし出していた。

 

 今回上映された2本の「コバトンTHEムービー」は、近日、SKIPシティの動画配信サイト「SKIPシティ チャンネル」で配信予定。「SKIPシティ チャンネル」内の「コバトンTHEムービー」を選び、トップ画面「コンテンツ一覧」の「彩の国 地域魅力発信映画」カテゴリーにアップされる。


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