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ディレクター:土川勉

今年で18回目になるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭を開催いたします。昨年の本映画祭のあいさつ文の最後に私は「本来の平安な映画祭に早く戻ることを切に願う」と書き、完全に収束するとまでは思わないまでも、来年は例年に近い日常に戻るであろうと思っていましたが、それは楽観的であったのか、一年たった今もなお、コロナ禍への対策に日本だけでなく世界中の映画界が悩まされ続けています。

 

昨年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020は、コロナ禍の影響を最大限受けないで上映できる場として、オンラインによる映画祭を選択しました。初の試みでしたが、時間と空間から解放され、期間中8,142ビューがあり成功裏に終了しました。スマホでの映画の視聴を否定するつもりは全くありませんが、やはり大きなスクリーンで観る映画には映画の醍醐味があります。

 

7月にはプレイベントとして、昨年の国際コンペティション、国内コンペティション全24作品のスクリーン上映をSKIPシティの映像ホールで行いました。映画は大きなスクリーンで観ると映画としての新しい発見があるものです。海外からの監督招聘は叶わなかったものの日本国内の監督たちにSKIPシティに来てもらい、毎年行っている観客とのQ&Aセッションを行いました。初めて大きなスクリーンで自作を観た監督も多く、常設の映像ホールを備える本映画祭ならではの催しとなりました。

 

そして今年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021はハイブリッド開催として、スクリーン上映とオンライン配信の両方で行う準備を進めてきました。それは、ハイブリッドの映画祭の実施によって、時間、空間に拘束されない映画鑑賞の選択肢が加わり、日本全国に本映画祭を発信することが可能になり、より多くの方に本映画祭を楽しんでいただけると考えたからです。

 

しかし一向に収束しないコロナ禍により今年もオンライン配信のみによる映画祭の開催を決定いたしました。新しい試みによる映画祭を開催し、より多くの皆さんに参加してほしかったのですが残念です。

 

来年こそ、海外からのゲストも招聘して直接映画を語り合う本来の映画祭の実現を願い、今年の開催の挨拶といたします。

 

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 ディレクター 土川 勉

土川勉

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