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ディレクターメッセージ

ディレクター:土川勉

今年で19回目になるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭を開催いたします。

 

一昨年、昨年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、本映画祭は2年連続でオンライン配信による開催となりました。

 

しかし本映画祭を開催する私たちに中止という選択はありませんでした。何故ならば、日本中の、そして世界中の若き映画作家たちはこのコロナ禍においても、立ち止まることなく映画を作り続け、発表の場を求め、その才能を開花させる機会を常に求めているからです。今年は新型コロナウイルスの影響か、昨年より若干減ったものの99の国と地域から935本もの多くの作品の応募がありました。

 

そして今年は換気、3密回避などの感染対策を徹底したうえで、国内外からできる限りのゲストや審査員の方々をSKIPシティに招聘してスクリーン上映を行い、観客の皆さんとも直接語り合うことができる3年ぶりの通常開催といたします。同時に日本全国の皆さんにも参加してもらうために、一昨年、昨年同様にオンライン配信も実施いたします。

 

今年のオープニング作品は、2018年『予定が未定』で国内コンペティション短編部門優秀作品賞、2019年『ミは未来のミ』でSKIPシティアワード、2020年『コーンフレーク』で国内コンペティション長編部門観客賞を受賞した磯部鉄平監督の『世界の始まりはいつも君と』を上映します。このように、本映画祭出身の監督たちが徐々に商業公開の映画監督として頭角を現してきました。今年は、特集上映としてそれらの監督たちの新作も上映いたします。ご期待ください。

 

新型コロナウイルスのパンデミックに続き、今年の作品募集中だった2月に始まったロシアによるウクライナへの侵攻。本当に生命の尊さを考えさせられる機会が増えたように思います。私たちは武器の前では無力かもしれません。しかし映画はどうしたら人間が幸せになれるかを問い、提示する大きな力を持っています。それを信じて私は映画に携わっているのです。

 

今年のもう一つの特集上映として、ウクライナ出身の監督による過去のノミネート作品の上映を企画しています。同時にウクライナへの人道支援のため会場に募金箱を設置する予定です。ご協力の程よろしくお願いいたします。

 

最後になりましたが、一次審査員の皆様や本映画祭に関わる全てのスタッフ、関係者の皆様にこの場をお借りして感謝の意を表したいと思います。

 

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭ディレクター

土川 勉

土川勉

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