特別上映 SKIPシティ インキュベート作品
ディッシュアップ
YURIE
- 上映日時
- 7/19(土)17:50 映像ホール
経営難の料理屋に自由奔放な新風が吹き込んだ!
もがきながら未来を探す男女の物語
©2025 埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
監督:池本陽海
出演:青柳翔、ハ・ヨンス、三河悠冴、西村和泉、ドン・ニャット・クイン
菅原大吉
2025年 / 日本 / 80分
3年前に父親を亡くし、お食事処「ゆりえ」を継いだ上原譲治。料理の腕は確かだが、客足が遠のいている現実を受け入れるしかなかった。そこに韓国から和食を学びにキム・ジュリが偶然やってくる。価値観の違いから衝突しつつも、徐々に心の距離が縮まっていく二人は店を盛り上げようと試行錯誤する。キムの奔放な魅力に触れることで、凝り固まっていた価値観から抜け出そうと奮闘する人々の物語。
独特な世界観を作り出す池本陽海監督は、2023年本映画祭短編部門で優秀作品賞を受賞し、本作で長編映画デビューとなる。主演は、ドラマや映画に多数出演し、数々の俳優賞を受賞している劇団EXILE所属 青柳翔。共演は、韓国でモデル・俳優として活躍し、日本に主軸を移してからはNHK連続テレビ小説「虎に翼」への出演などで注目を集めたハ・ヨンスが飾る。
監督:池本陽海
1995年生まれ、滋賀県出身。大阪芸術大学映像学科卒。卒業制作の『BAT TRIP』(18)がカナザワ映画祭などの国内の映画祭で上映される。メイキング撮影や映像編集に携わる中、短編作品『猟果』(23)にてSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内短編部門優秀作品賞を受賞。本作が初長編映画での監督作となる。
メッセージ
映画を撮り続ける難しさに悩み続け、それによって周囲へ迷惑もかけてしまいましたが、映画が好きな仲間がずっと支えてくれていました。映画が好きなだけでは生活への弊害も出てくる昨今ですが、好きで居続けていることは大切にしたい。
その思いが実をつけたのか、運よく映画を作る機会に恵まれました。ならば、面白いものを作りますか、とすました顔で重い腰を上げた訳ですが、そんな自分が気付けばガムシャラに、現場ではカットのかけ声も忘れるほどのめり込んでおりました。
誰かに刺さる映画になると確信した瞬間は、「よーい、ハイ」と叫ぶ気恥ずかしさを吹き飛ばす興奮があり、この映画を作って良かったと思ったのを覚えています。
目を奪われる瞬間の連続に、日々の生活を忘れさせてくれる魔法のような映画が出来ました。
波濤のように、この映画がどこまでもより多くの人に届くことを願っています。