SKIPシティセレクション

いもの国風土記 第一部水の刻/第二部火の刻
Tales of the Foundry Country Part I: Time of Water / Part II: Time of Fire

上映日時
7/19(土)11:00 映像ホール
鋳物の町川口の歴史と現在をカメラと挿絵で綴るドキュメンタリー

 

©いもの国風土記をつくる会

監督: 黒川幸則、井上文香

2022年、2023年 / 日本 / 31分、56分(合計87分)

 

古来より鋳物の町として栄えてきた川口市。今もこの地で稼働する領家工場街の不二工業を舞台に、当地で育った画家・井上文香が、海外からも高い評価を受ける映画監督・黒川幸則と共に制作したドキュメンタリー。第一部「水の刻」は、昭和初期に荒川の支流・芝川沿いに建てられた工場の歴史を、四代目社長・入野純一氏のインタビューを元に紐解いていく。第二部「火の刻」は、鋳鉄の仕事に携わる現代の職人達を追い、路地から工場へとカメラが入っていく。幼い頃の記憶を描いた井上の絵本をきっかけに生まれた本作は、鋳物の町の過去と現在を、人々の姿、語られる言葉や写真と共に、彼女が描く原風景の挿絵を通し物語として綴っていく。


監督:黒川幸則

監督:黒川幸則

1970年三重県生まれ。チャップリンが好きで 8ミリ映画を撮り始める。ピンク映画『淫乱生保の女』(97)で監督デビュー。自主製作した『ヴィレッジ・オン・ザ・ヴィレッジ』(16)が好評を博す。本作と同じく川口市領家でロケした劇映画『にわのすなば』(22)はFIDマルセイユ国際映画祭に正式出品された。多摩市のシネマ&バー「キノコヤ」では、映写・企画に携わっている。

監督:井上文香

監督:井上文香

1971年東京生まれ、埼玉育ち。イラストレーター。ペンネーム荒井千としてモノクロペン画でも活動。絵本「いいおてんき」(福音館書店)、「くもくもぱんやさん」(岩崎書店)がある。子どもの頃原風景を描いた絵本「青の時間」をきっかけに、幼い頃住んでいた川口市領家の鋳物工場を取材、黒川監督と共同で初めて映画制作に携わる。同地を主題にした絵画・写真本・オブジェなども制作中。


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