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シュテルン、過激な90歳/Ms. Stern ◊ アジアン・プレミア◊

<2019年 / ドイツ / 79分>

90歳のシュテルンはホロコースト生還者。
この世とおさらばできる日まで、あとは自分勝手に生きるだけ!

ベルリンに住む90歳のユダヤ人シュテルンは、死の訪れを願う日々を送っていた。ホロコーストを生き抜いた彼女だったが、今は自ら命を絶つべく、様々なことを試そうとする生活。そんな不条理な毎日の中、天真爛漫な孫娘のエリーと彼女の一風変わった友人たちと過ごす時間は、彼女にとって生きる喜びを実感できるものであった。

シュテルン、過激な90歳/Ms. Stern

©Adrian Campean A+A Produktion.

監督:アナトール・シュースター
出演:アフーヴァ・ゾンマーフェルト、カーラ・シュレーダー

 

ホロコースト生還者の物語はこれまでにもたくさん作られてきたが、主人公が死にたがっているおばあさん、しかもその言動は周りを驚愕させるほど過激という設定は、初めてなのではないだろうか。このような物語を作ることができるのも、国民誰もが第二次世界大戦時の過ちの過去をしっかりと学び、内省の精神を持つドイツだからこそかもしれない。90歳の女性の物語を監督したアナトール・シュースターは現在35歳。短編『A Perfect Place』(15)が第65回ベルリン国際映画祭ドイツ映画部門の作品賞を受賞。長編デビュー作となった『Air』(17)はミュンヘン映画祭やロンドンLGBT映画祭で上映された。長編第2作となる本作は、今年のドイツ映画批評家賞で作品賞、主演女優賞にノミネートされた。本映画祭の上映はアジアン・プレミアとなる。

シュテルン、過激な90歳/Ms. Stern
シュテルン、過激な90歳/Ms. Stern

監督:アナトール・シュースター

© Tina+Griffithklein

監督:アナトール・シュースター

1985年生まれ。ミュンヘンテレビ映画大学で映画演出を学ぶ。様々な短編実験映画を制作し、エドガー・ライツ監督の助監督も務めた。2015年に短編『A Perfect Place』(15)がベルリン国際映画祭ドイツ映画部門の作品賞を受賞。長編デビュー作『Air』(17)も国際的に受賞を果たした。2017年には『Silence』という企画でヴィム・ヴェンダース・スカラーシップを獲得している。

メッセージ

この作品の制作のきっかけは、元々私が持っていた映画制作の夢「絵筆からスクリーンに」、つまり映画の想いを直接キャンバスに描くような映画作りを実現することでした。主人公は、ベルリンに住む90歳のユダヤ人女性。そして彼女は死を願っている、という物語のアイデアは、アフーヴァ・ゾンマーフェルトと出会った時に思いつきました。彼女の堂々としたエネルギーや太い声、大きく開かれた目とドライなユーモアが、彼女を主人公にした脚本を書こうと、私をすぐに奮い立たせました。


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