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レイディオ/Radio

<2020年 / 日本 / 45分>

君と僕をつなげるものは、ヘッドフォンから流れてくるラジオだった。
それは出会う前からも、これからも…。

深夜ラジオを聞くことが趣味の地味でモテない大学生の加藤は、学部のゼミで同じラジオを聞いている女性・松岡と出会う。夢もなく、友人もいなかった加藤に、松岡は「後悔しない生き方」をしたいと言った。加藤は真っ直ぐ生きる松岡に次第に惹かれていくも、彼女が自分とは違う世界で生きていることを知る。

レイディオ/Radio

監督:塩野峻平
出演:加藤隼也、松岡美優、吉井純平、石井佑治

 

大学生の織り成すピュアなラブストーリーに収まらない、一人の少年の成長物語でメガホンを取った監督の塩野峻平は、彼自身も中央大学に通う現役の大学生。塩野は、70年近くの歴史を有する中央大学放送研究会に所属すると同時に、同会のメンバーたちと共にクリエイターの集まりである「RARERU」を設立し、意欲的に制作活動を行なっている。同じ研究会の一員である中村綾菜が脚本を務め、大学生ならではの等身大のドラマを描き上げた。中村は本作のプロデューサーも兼務している。THE BLUE HEARTSの名曲「リンダリンダ」に乗せて走る本作からは、甘酸っぱさ、恥ずかしさ、もどかしさといった、青春だけが持つ全ての味が蘇ってくる。

レイディオ/Radio
レイディオ/Radio

監督:塩野峻平

監督:塩野峻平

017年、中央大学入学と同時に同大放送研究会に所属し、映像制作を始める。2018年秋、サークルのメンバーとともにクリエイター集団「RARERU」を立ち上げる。映像クリエイターとしてYouTube広告やSNS用の広告を制作。並行して自主制作映画の監督、脚本を務める。本作はGoodstock Filmsession に前作『死人に口なし』と同時ノミネートされるとともに、門真国際映画祭2020にも選出されている。

メッセージ

今回監督いたしました『レイディオ』が上映作品に選ばれ大変光栄です。本作は今の自分の境遇と重ね合わせて作っていった作品です。私は決してこの作品を恋愛映画にするつもりはありませんでした。無気力な主人公が一人の女性と出会って変わっていく様子、その成長を描いたつもりです。同じように自分の未来に悩んでいる人はたくさんいると思います。この作品がそんな人たちのもとに届いてくれれば幸いです。


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