7.22 (火) コンペティション
ひみつきちのつくりかた
How to Build a Secret Base
- 上映日時
- 7/22(火)17:00 映像ホール
追いかけたい夢と向き合う現実、50歳の少年たちの夏の挑戦
©2025 emir heart Inc.
監督:板橋知也
出演:廣末哲万、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかお、木寺響
2025年 / 日本 / 109分
50歳になった謙一は、亡き同級生の葬式で再会した仲間たちと、かつて描いた「ひみつきち建設計画」を夏の6日間で実行に移すことになる。車も電動工具もスマホも禁止。大人たちは童心に戻って夢を追うが、それぞれ大人になった今だからこそ直面する葛藤もある。衝突し、語り合い、そして再びつながる彼らの姿は、笑いと切なさを交錯させながら、観る者の心に温かな余韻を残す。キャラクターが鮮やかに描かれ、同級生同士の会話にはユーモアとほろ苦さがにじむ。短編『ある母』(20)で数々の映画祭受賞歴を持つ板橋知也監督による本作は、初の長編作品にして、人生の折り返しに差しかかる世代に優しく寄り添う大人の青春群像劇である。本映画祭での上映がワールド・プレミアとなる。
監督:板橋知也
監督、脚本、撮影、編集を担当した短編『ある母』で2020年門真国際映画祭 優秀賞&最優秀脚本賞、立川名画座通り映画祭 グランプリ、2021年には なかまぁるShort Film Contest 優秀賞を受賞。2021年、東京国立博物館にて展示された映像作品『春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46:夏秋草図屏風(山下美月氏、久保史緒里氏)』では編集を担当。MVの分野では日食なつこ氏の「エピゴウネ」で監督・撮影・編集を行い約125万回再生を記録(2025年4月現在)。
メッセージ
この作品はドラマチックな展開があったり強いメッセージがあったりするような作品ではありません。
この作品は、僕の中に残っている子供の頃から変わっていない部分がある一方で、完全に大人心に変化してしまっている部分も自覚し寂しさを覚え始めた年齢になった時に書いたお話です。
たぶん、同じような経験をしたことがある人は少なくないと思います。そんな誰かに刺さればいいなあと想い制作しました。