2010年7月28日
「彩の国 地域発信映画プロジェクト 埼玉県発信映画の成功に必要な要素とは？」
『鷲宮☆物語』「コバトン THE ムービー」などの上映とトーク・イベント盛況
SKIPシティ国際Ｄシネマ映画祭2010の６日目午後、「彩の国 地域発信映画プロジェクト 埼玉県発信映画の成功に必要な要素とは？」と題された映画祭関連イベントが、多目的ホールで開催された。
これは、埼玉県を舞台にした地域映画の展開事例をもとに、地域発信映画の可能性を探ろうというもの。人気漫画・アニメ「らき☆すた」の舞台になったことで一躍全国的に有名になった鷲宮町（現・久喜市）の商工会が地元住民やファンを巻き込んで作り上げた映画『鷲宮☆物語』の上映のあと、同作の北川敬一監督や商工会担当者、北海道大学観光学高等研究センター准教授、山村高淑氏らを招いたシンポジウムが開かれ、製作に至るまでのプロセス、その後の町おこし効果などが語られた。
休憩をはさんだ後、埼玉県の魅力を動画で紹介する「コバトンTHEムービー」などが上映され、下條岳監督、有馬顕監督、公益財団法人ユニジャパンの徳武英章氏を招いてトークイベントが行われた。「地域にとっての映像を使用するメリット、クリエイターを起用するメリット」をめぐる活発な意見が交わされた。
会場にはアニメを楽しみに来たと思われる小学生から大人まで大勢が来場し、ほぼ満員ですごい熱気。埼玉県発の映像への関心の高さがうかがわれた。
