特集「中国映画の新境地~KATSUBEN Selection~」

椒麻堂会
A New Old Play

上映日時
7/20(木)10:30 映像ホール
 
日本語・中国語・英語字幕

【トークイベント】7/20(木)14:00~ @SKIPシティ HDスタジオ(入場無料)

『さらば、わが愛 覇王別姫』×『活きる』
激動の20世紀を生きた川劇劇団の大河ドラマ

四川オペラの名優であったチュウ・フー(邱福)がこの世を去る。冥界へ赴く道すがら、最期に過去を振り返れば、時代の移り変りに翻弄されながら劇団と共に生き、愛と芸術、そして苦闘が繰り広げられた波瀾万丈の生涯が蘇ってくる。

監督:チュウ・ジョンジョン(邱炯炯)
出演:イ・スーチェン(易思成)、カン・ナン(関南)、チュウ・シミン(邱志敏)

2021年 / 香港、フランス / 179分

 

中国映画界の奇才チュウ・ジョンジョン監督は独特な映像表現で、ある川劇(四川オペラ)の劇団に焦点を当てながら、時代の激しい変化、そして時勢に翻弄される人々を、半世紀にわたる歴史絵巻として描いている。本作は2021年の第74回ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、翌年の第46回香港国際映画祭では国際映画批評家連盟賞とヤング・シネマ・コンペティション部門グランプリを受賞した。幼少期から絵画や川劇に強い関心を持っていたチュウ・ジョンジョン監督は、映画というジャンルを超え、現代アート、ドキュメンタリー映像などの領域で幅広く活躍している。監督の祖父の実体験を基に、400mのスタジオで撮影された本作は、革新的なスタイルで、20世紀の中国における歴史と政治、茶番と悲劇、そして個人と集団の記憶を完璧に表現した。まさに現時点でのチュウ・ジョンジョン監督の集大成だと言えるだろう。チェン・カイコーの『さらば、わが愛 覇王別姫』(93)とチャン・イーモウの『活きる』(94)が合体したような、奇跡の一本である。


監督:チュウ・ジョンジョン(邱炯炯)

監督:チュウ・ジョンジョン(邱炯炯)

1977年中国四川省生まれ。幼少期から絵画や川劇に強い関心を持ち、10代の頃に芸術の世界に入り、様々な作品を発表。静態の絵を動かしたいという発想で映像の仕事も始める。その後、美術館向けの映像作品やドキュメンタリー作品を多数手掛け、2015年に監督した『痴』がロカルノ国際映画祭に入選して一気に注目を集める。2021年に発表した最新作『椒麻堂会』は第74回ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。近年最高の中国映画と絶賛されている。


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