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彼女の生きる道
Her Way|Une Femme du Monde

上映日時
7/19(火)11:00 映像ホール
7/23(土)17:00 多目的ホール
配信日時
7/21(木)10:00 ~ 7/27(水)23:00
息子のためなら、この身体さえも差し出す!
気丈な女性の生き様を讃えた人間ドラマ。

マリーは、娼婦の仕事に誇りを持つシングルマザー。ある時、息子のアドリアンが学校を退学となる。彼女は料理に興味を持つ息子をトップクラスの調理師学校に入学させようとするが、多額の学費が高い障壁となる。

©Domino Films

監督:セシル・デュクロック
出演:ロール・カラミー、ニッシム・レナード

2021年 / フランス / 95分

 

自堕落に暮らす息子の幸せをひたすら願い、無償の愛を注ぐ崇高な母の姿に、誰もが胸を熱くすることだろう。逞しいマリーを演じたのは、『My Donkey, My Lover & I』(20)で受賞を果たした昨年に続き、本作の演技で2年連続セザール賞の主演女優賞にノミネートされるなど、現在のフランス映画界を牽引する活躍を見せるロール・カラミー。彼女の魂のこもった演技が、本作の最大の見所である。監督のセシル・デュクロックは、カンヌ映画祭批評家週間で上映され、セザール賞の最優秀短編賞を受賞した、やはりロール・カラミーが主演で娼婦を演じる『Back Alley』(14)や、日本でもフランス映画祭で上映された『世界中がジュ・テーム』(11)など、数々の短編やTVシリーズですでにその手腕が認められている。アカデミー賞を受賞した『コーダ あいのうた』(21)のオリジナルとなる『エール!』(14)のステファニー・バーマンのプロデュースによって、本作で長編デビューを飾った。


監督:セシル・デュクロック

監督:セシル・デュクロック

政治学を学んだ後、2010年に映画業界に転身。短編『世界中がジュ・テーム』(11)で監督デビュー。同作は30を超える映画祭に入選し、カンヌ映画祭ではユニフランス特別賞を受賞した。その後、監督した3本の短編のうち、『Back Alley』(14)はカンヌ映画祭批評家週間とサンダンス映画祭に入選、2015年にセザール賞最優秀短編賞を受賞した。並行して「The Bureau」「Call My Agent!」などのTVドラマの脚本を手掛け、2020年にはOCS制作のTV番組「Opera」で脚本、制作総指揮、監督を担当した。ロール・カラミー主演の本作が初長編監督作である。

メッセージ

マリーは経済的に苦しい身ですが、自由な女性です。学校を退学になり、母親にお金がないからという理由で、息子は自分の将来を選べない運命だという社会的決定論を拒絶する女性です。彼女はそれを受け入れません。だから、彼女は戦うのです。彼女自身の手段で。


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