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国内コンペティション 長編部門

Journey
Journey

上映日時
7/19(火)17:30 映像ホール
7/23(土)13:50 多目的ホール
配信日時
7/21(木)10:00 ~ 7/27(水)23:00
World Premiere
私たちは意識だけの姿となり、安住の地を探し求める。
深遠な問いを投げかけるSF作品。

肉体から意識を解放することが可能となった近未来。宇宙飛行士になることをあきらめ地球で働く慶次は、心を病む妻の静と暮らしていた。ある日慶次は新たな宇宙開発の噂を聞き、静は意識のみの存在に憧れを抱き始める。

©霧生笙吾

監督:霧生笙吾
出演:宮﨑良太、伊藤梢、森山翔悟、みやたに、山村ひびき、廣田直己、富永諒、神崎みどり、うつみ敦士

2022年 / 日本 / 60分

 

スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(68)を筆頭とする、最近ではジェームズ・グレイの『アド・アストラ』(19)などの系譜に連なる哲学系宇宙SF映画に大学の卒業制作で果敢に挑んだのは、今年武蔵野美術大学を卒業した霧生笙吾。眼だけのクローズアップ、夢想世界への導入となるヘッドパッドなど、本作には数々のクラシック作品の影響が見られ、霧生監督が大のシネフィルであることは一目瞭然だろう。また、映画全体に纏われた重厚な近未来感を、監督も参加するCG映像だけでなく、綿密に演出された光と影、あるいは、慶次が清掃業務に従事する一面タイルに覆われた建物や面接シーンの空間設定など、様々な映像言語を駆使して表現している点にも、監督の鋭い感性が表れている。


監督:霧生笙吾

監督:霧生笙吾

武蔵野美術大学造形学部映像学科卒業。在学中は実写映画のみならず写真、アニメーション、CGなどを制作。3年時から本格的に実写映画の制作を開始する。過去2作はいずれも短編作品であり、卒業制作として制作した本作が初めての長編作品となる。現在はフリーで新たな映画の制作と、企画の開発を行っている。

メッセージ

『Journey』は意識のみの存在になることが可能となった世界を舞台に、隔たれた世代と時間の間で人間の根源的な意識や愛情といった普遍的なテーマを表現したSF映画です。人間が悠久の時間の中の一部に存在し、人生をかけて何に価値を見出し生きていくのかという問いを「旅をすること」と重ねて鑑賞していただければ幸いです。一つひとつ丁寧に撮影をしたカットやスタッフ一同で作り出したシーンをお楽しみください。


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