国際コンペティション

国内コンペティション 長編部門

国内コンペティション 短編部門

オープニング上映

チャリティ上映「ウクライナに寄せて」

特集上映「What's New~飛翔する監督たち~」

関連企画 バリアフリー上映

関連企画 メイド・インSKIPシティ

関連企画 カメラクレヨン

関連企画パパ ママ・シアター

国内コンペティション 長編部門

ブルーカラーエスパーズ
Blue-collar Psychics

上映日時
7/17(日)11:00 映像ホール
7/21(木)17:00 多目的ホール
配信日時
7/21(水)10:00 ~ 7/27(木)23:00
特別だが選ばれし者ではない…。
自分の能力の低さにあがく超能力者の苦悩を描く。

超能力者の旬作は、能力のレベルが低いため、あまりいい仕事が回って来ない。ある日、高校生の輔(たすく)に自分の仕事がバレてしまうが、彼もエスパーであることを知り、共に行動することになる。

©daikikoboayashi2022

監督:小林大輝
出演:加藤千尚、秋元悠真、岡野きらら、髙橋雄祐、板山世界

2022年 / 日本 / 64分

 

自主製作でSF映画を作ろうとすると、予算がネックとなりどうしても残念な作品になりがちである。しかしながら、派手な超能力バトルのシーンを描かなくとも、その脚本と演出、そして俳優たちの見事な演技で各超能力者たちの能力を巧みに描き切った本作。マーベル作品など、ハイスペックな能力を持つ超人たちの苦悩を描く映画は数あれど、スキルの低さに悩むエスパーを主人公にした小林大輝監督の着眼点が面白い。人の記憶を操作することはできるが、能力の高い後輩に仕事を奪われ、自分の不甲斐なさに悩む主人公・旬作を演じる加藤千尚が、ヒーローになれない男の哀愁を好演。また、『イソップの思うツボ』(19)や『あらののはて』(20)など本映画祭ではおなじみの髙橋雄祐は、本作でも物語のキーパーソンとなる盲目のエスパーを演じ、存在感のある演技を見せている。


監督:小林大輝

監督:小林大輝

1995年7月生まれ、愛知県出身。映画が好きで、日本大学芸術学部映画学科に入学。卒業後、映像業界の演出部で活動中。

メッセージ

『ブルーカラーエスパーズ』の主人公たちは超能力者ですが決して選ばれし者ではありません。むしろ超能力という特別な力を持っているがゆえに、肥大化したエゴを持て余し承認欲求が暴発しかけているめんどくさい人間たちです。そんな彼らの物語が誰かの胸に届けばいいなと思っています。


TOP